ニーハオ!台湾高雄出身のジンです。
今回は僕の大好きな地元で、一年中暖かくて晴れの日が多く、人々もどこか陽気で南国ムードいっぱいの港町「高雄(たかお/カオシュン)」の魅力を一挙にご紹介します!
台湾南部の代表的な港町·高雄
高雄は台湾最大の貿易港なので、造船や物流が盛んですが、美しい海がある町としても知られています。また、おしゃれなアート街、パワースポットなど、有名な人気観光地がたくさんあり、地下鉄MRTなど公共交通機関も充実しています。街中には高層マンションが建ち並んでいるので、夜には綺麗な夜景を見ることもできますよ。
台北-高雄までのマップはこちら▼
https://goo.gl/maps/gQFpPmtGAxWpSK2J7
高雄の気候·旅行中の服装アドバイス
熱帯に属している高雄の夏(4〜11月)は日本より湿度が高く、気温以上に暑さを感じるかもしれませんが、少し足を伸ばせば美しいビーチが広がり、南国気分を味わえます。暑さが苦手な方は、冬(12月〜3月)でも平均気温25度くらいなので、少し気温が下がる10月以降に行くと、とても気持ちよく過ごすことができますよ。
長い夏の間は半袖で過ごせますが、念の為に冷房対策や朝晩の冷えに備えて何か羽織る物を持っていきましょう。冬には薄めの長袖を着て、春物のアウターを持っていくと安心です。
高雄と言えばココ! 定番観光スポット
高雄は台北とひと味違ったのんびりとした雰囲気があり、魅力がぎっしりと詰まっています。これから、高雄旅行の定番スポットをご紹介します。
世界で2番目に美しい駅 美麗島駅(ビレイトウエキ)
高雄MRTの紅線(レッドライン)と橘線(オレンジライン)の乗換駅「美麗島駅(びれいとうえき)」は、アメリカの旅行サイト「BootsnAll」が世界で2番目に美しい駅に選んでいます。駅構内がカラフルなステンドグラスで作られており、とても幻想的な雰囲気を堪能できるので、デートスポットとして最高だと思いますよ。
イタリアのステンドグラスアーティストによって設計された光之穹頂(光のドーム)では、月~木曜日の11時·15時·20時、金曜日の11時·15時·19時·20時、そして土日の17時と19時に光のショーが見れます。せっかく行くのであれば、時間を合わせてぜひ華やかな光のショーをご覧下さいね。
高雄のシンボル 85大樓(85ビル/85ダーロー)
高さは台湾で2位、世界21位の85大樓は、高雄の発展を象徴する高層タワービル。地下5階、地上85階のビルで、台北101が完成するまでは、台湾で最も高いビルとして知られていました。
中央部分にトンネルのような大きな空洞が見えるのもこのビルの特徴で、街のいたる所から目に出来ます。高雄のシンボル的存在なので、高雄を訪れた際にはぜひ探してみて下さい。このビルは現在内装中なので、ビルに行きたい方は事前にお調べすることをおすすめします。
パワースポット 蓮池潭(レンチタン)
高雄西部の左営区(さえいく/ズオイン)に位置する全長1.4キロメートルほどの人造湖。湖の上に極彩色の廟や像が建ち並び、パワースポット、フォトジェニックな撮影ができる場所としても有名です。6~9月には湖に蓮の花が生い茂るので、さらに華やかになります。僕は昔よくここのサイクリングロードで自転車に乗って湖を回っていました。
高雄市には公共レンタサイクル「YouBike」があり、高雄のIC交通カードiPASSやクレジットカードを利用して、借りた場所以外でも返却できるシステムなのですごく便利ですよ(1時間約170円)。
参考サイト:台湾交通部観光局
自転車だと広範囲を観光するのに楽ですし、風が気持ち良いのでお勧めです。また、徒歩で見る景色と自転車に乗って見る景色は、違って見えるので一度チャレンジしてみて下さい。
邪気を取り払う 龍虎塔(ロンフーター)
蓮池潭を代表する人気観光スポットのひとつ、1976年に建てられた龍と虎の姿を持つ「龍虎塔(ロンフーター)。龍の口をかたどった入り口から入場し、虎の口から出ると邪気を取り払うと言われています。
倉庫街から生まれた注目のアートスポット「駁二芸術特区(ばくにげいじゅつとっく)」
高雄港に隣接する倉庫をリノベーションした、高雄でいま最も注目されているアートスポット。台湾人芸術家のパブリックアートが展示され、クリエイターによるオシャレな雑貨店、古着屋、カフェなどもあり、買い物やお土産探しもできます。
ロマンチックな夜景散策スポット 愛河(あいが/アイホー)
愛河は高雄市内の中心を流れており、その周辺はいつも地元の人や観光客で賑わっています。夜になると愛河沿いの建物や橋をライトアップした光が水面に反射して、雰囲気がとても良いです。クルーズ船に乗ることもできるので、船上からも夜景を楽しむことができます。川沿いには遊歩道もあるので、川風に吹かれながら散歩するのもすごく気持ちが良いですよ!!
おいしい海鮮料理を食べられる島「旗津(きしん/チージン)」
旗津は高雄の西端にあり、港町らしいのんびりとした雰囲気が漂う島です。 四方を海に囲まれ、豊かな海の幸に恵まれて、新鮮な魚が食べられる島なのでせっかく高雄に行くなら旗津の島で海鮮料理を味わいましょう!!
旗津へは海底トンネルでバスやタクシーに乗って行く方法もありますが、僕は綺麗な海と港の町並みを眺めながらフェリーで向かうのが好きです。高雄MRTの西子灣駅(シーヅーワンえき)から徒歩10分ほどのところにある、鼓山輪渡站(こざんフェリーターミナル/グーシャンルンドゥージャン)という乗り場で、「鼓山〜旗津」の路線フェリーに乗って、10分くらいで到着します。
ジンがよく食べる高雄おやつ
最後に、僕が時々日本で恋しくなる、高雄のおやつをご紹介します。街中の屋台で簡単に見つけることが出来て手軽に食べられるので、高雄に行ったらぜひ探して欲しいです。
旗魚黑輪(カジキマグロのさつま揚げ/チーユーヘイルン)
「黒輪」を台湾語では「おれん」といい、音からなんとなくわかるように、日本語の「おでん」に由来しています。種類がいくつかありますが、高雄のスタンダードな旗魚黑輪は魚のすり身の中に、切ったゆで玉子を入れて揚げたものです。
味や食感は日本のさつま揚げと似ていて、そのまま食べたり、おでんのように煮て食べたりできて、どちらもビールにとても良く合います。特に揚げたてを食べるのは最高においしくて、1本の値段も約50円と安いのでついつい何本も食べてしまう、僕の大好きな食べ物です。おつまみにもおやつにもどうぞ!
僕の地元·高雄について紹介するブログはいかがでしたでしょうか。
暖かい気候、美しい風景、名所やアートスポットにも恵まれた高雄は、忙しい日々から逃避して、のんびり過ごす最高の休み場所です。ぜひ一度訪れてみてくださいね。
今後もふじそらトラベルでは台湾人の僕が、静岡の人が特に楽しめる台湾の観光地をピックアップしてご紹介していきます。次回は、初心者向けの台湾旅行王道モデルコースです。お楽しみに!
※2023年8月現在、静岡ー台湾便は運休しています。再開次第お知らせいたします。