ニーハオ!台湾高雄出身のジンです。
台湾の首都・台北は、政治、経済、文化が集まる都市です。その周囲をぐるっと囲う新北(しんぺい)市と合わせて「雙北(そうほく)」という台湾の最大都市圏になっています。九份や龍山寺、台北101といった観光名所が豊富に存在しています。今回は皆さんに、台北・新北の定番スポットをご紹介しますね!
台湾の首都「台北市」は旅行初心者に一番オススメ!
台北は美味しい食べ物と、多様な文化がミックスされた魅力的な街です。桃園空港からは公共交通機関を利用して約40分〜1時間かかります。豊かな観光資源があって、地元グルメや夜市、文化・クリエイティブが盛んなエリアです。
台湾は中国語が公用語ですが、観光客が沢山訪れる場所のため、英語や日本語もおおよその場所で通じます。旅行初心者に一番オススメの都市なんです!
定番観光スポットが多めな「新北市」
台湾の首都である台北をぐるりと囲むように位置し、台湾の定番観光スポットである九份や淡水なども新北市内にあります。独特の自然景観、大都会らしい賑やかさと、様々な魅力が集まっています。
日本人観光客も多く訪れるまちで、台北からのアクセスも良く、台湾旅行におすすめの場所です。
台北と新北を行き来する場合、1時間程度でたどり着くことができますので、1日のうちに2つの市を訪れることができます。
日本の東京で例えると、23区と23区外の位置関係と似ています。
ジンが太鼓判! 台北・新北の人気観光スポット
観光地がギュッと詰まっていて食事や体験などがそろっているので、僕は台北・新北に行くなら2泊3日以上滞在することをオススメしています。
レトロな建物や、露店が並ぶ路地、おしゃれなショッピングモール、歴史的な寺院、自然豊かな山もあり、一同に台湾の文化を体感できます。
交通も便利で、それぞれの観光スポットにアクセスがしやすいのも旅行初心者におすすめな理由です。では、紹介していきますね!
1.台北の問屋街「迪化街」(ディーホアジエ)
茶葉・乾物・漢方の問屋に加え、雑貨店やお土産店も多くある観光客にも人気のスポット。レトロな雰囲気と築100年以上もの古い建物が建ち並んでおり、歩きながらその景観を楽しめます。
2.台湾で最も縁結びの聖地「台北霞海城隍廟」
迪化街の真ん中に、人々の生死や地域の平和を司る城隍(じょうこう)を祀る廟があります。城隍は都市の守り神であると同時に、悪人を裁く裁判長のような神様です。さらに交通安全や仕事運にもご利益があると言われているんです。
台湾北部で絶大な人気を誇る恋愛の神様「月下老人(げっかろうじん)」も祀られていて、地元の人だけでなく、海外からのお客さんも多く、良縁を求めて参拝する人でいつも賑わっています。
3.観光の大定番スポット「九份」
山間の町「九份」はかつて金の採掘により栄えた、山あいにある小さな街です。昔ながらの商店街や建物、風情ある石段、雑貨、グルメ、台湾茶などたくさんの商店が密集して、日本
人もきっとどこか親しみと懐かしさを感じる街並みだと思います。
4.ランタン飛ばしで有名な「十分」
台湾で大人気のローカル鉄道「平渓線」は、山あいを走るのんびりとしたローカル線です。台北駅から1時間半で到着します。見どころが多いため、一日かけてのんびり旅をするのがおすすめ。特に人気の駅は、街の真ん中を列車が走る「十分駅」です。
十分で一番有名なのは「ランタン上げ」体験です。
ランタンは1色で100NT$、4色で200NT$です。赤色が一番人気で、願い事も全般OKです。お店の営業時間は10:00〜18:00頃が多く、季節を問わずに年中いつでもランタン上げができます。
※雨天・荒天時は中止となります。ご注意くださいね
ジンの大好物!台北・新北グルメ
僕が台湾に帰ったときに、いつも食べているグルメをご紹介。ではどうぞ!
1.「鼎泰豊」の小籠包
台湾の人気グルメと言えば小籠包です。
なかでも点心料理店の鼎泰豊(ディンタイフォン)の小籠包は、台湾人だけではなく外国人観光客にも高い人気を誇っています。
モチモチの薄皮を一口噛むと、熱々のスープが溢れ出し、とっても贅沢な味を楽しむことができます。
鼎泰豊の店の中で僕が一番好きなのは台北101店。小籠包を食べた後に、101の展望台でゆっくり景色を見ることが一番おすすめの過ごし方です。
2.塩豆乳スープ「鹹豆漿(シェントウチャン)」
豆乳を使ったさっぱりしたスープで、豆乳の中にお酢、ラー油、しょうゆ、小ネギ、小エビ、油條(台湾式揚げパン)が入っています。
お店によって味が異なり、個性があり、パクチーやザーサイ、菜脯(たくあん)などが入っているお店も。お気に入りを見つけてみてくださいね。
ちなみに、僕が一番おすすめの店は台北MRT「善導寺」駅から徒歩1分程の「阜杭豆漿(フーハンドウジャン)」です。
3.芋圓(ユーユェン)
九份の名物スイーツ、サツマイモとタロイモで作ったスイーツ「芋圓」(芋ダンゴ)です。九份の店内では、景色を楽しみながら芋圓を食べることができます。 もちもちした食感にイモの香りと優しい甘み、 シンプルで健康的なのが特徴です。
季節や天気に応じて、アイスかホットを選べます。九份に観光に行かれた際には是非食べてみてくださいね!
4.魯/滷肉飯(ルーローハン)
台湾の郷土料理「魯肉飯(ルーローハン)」は、もともとの表記は「滷肉飯」ですが、 ”滷” の字が複雑すぎて、いつの間にか同じ発音の ”魯” を使うようになりました。”滷”には「香料やしょうゆを入れたもので煮る」という意味があります。脂身が多い豚バラ肉を、甘辛い味付けの醤油で煮込み、豚バラ肉と煮汁をご飯の上にかけた丼のことです。味は日本の佃煮と似ています。
台北には魯肉飯を提供するお店がたくさんあって、それぞれが独自のレシピで味を競っています。台北市民はいつも自分の好きな味や店を見つけて通っています。
台北MRTの大坪林駅から徒歩2分程、新北市新店区にある「金仙魯肉飯 鉑金食堂」の大坪林店は、僕が台北に行くときは必ず訪ねる魯肉飯の専門店です。
氷砂糖でまろやかな甘さになった醤油タレで丁寧に煮込まれた豚を、細かく刻み、煮汁と一緒にごはんの上に乗せます。味付けが濃いめで、すごくおいしいです。
濃いめと言っても、濃過ぎない、何杯でもおかわりをしたいくらい大好きです。
今回は、台湾の首都圏・台北と新北のスポットやグルメを紹介しました。
台北、新北の王道観光以外にも魅力がたくさんあるんですよ! ぜひ足を伸ばしてたっぷり観光してみてください。
今後もふじそらトラベルでは台湾人の僕が、静岡の方が特に楽しめる台湾の観光地をピックアップしてご案内します。次は台湾の京都と呼ばれる町・台南についてご紹介する予定ですので、お楽しみにしていてください!
※2023年8月現在、静岡ー台湾便は運休しています。再開次第お知らせいたします。