こんにちは、ふじそら特派員のサンゴです。
『静岡空港から行けちゃう！「上海ディズニーランド」の見どころ案内』、読んでいただけましたか？
先日2023年9月24日、遂に！中国東方航空の静岡ー上海便が運航を再開しました！
静岡のみなさんにぜひ行っていただきたい上海ディズニーランドですが、せっかくの上海です。ディズニーランドでたっぷり遊んだ翌日に、上海の有名観光地もバッチリ観光していきましょう！
というわけで今回は、初めての上海旅行でも無理せず、多分失敗もなく、上海ならではの景色や食事、お買い物を1日で楽しめるモデルコースをご紹介します。
簡単なコースですが上海ならではの景色も食事もひととおり押さえてあるので、「ガイドブックや旅行情報を見すぎて、行きたいところがありすぎてわかんなくなっちゃった〜」という方にも、このモデルコースはオススメ。
私が実際にコロナ前の2020年に実践&取材してみたコースで、上海にまだ行ったことがないという方には、特に参考にしていただけると思います！
それでは、行ってみましょう！
1．意外に便利で楽しい、春秋旅遊の観光バスに乗ってみよう
さて、このモデルコースのポイントは、上海の市街地を周遊する観光バスを利用すること。
上海では複数の旅行会社が周遊バスを運行していますが、私たちのオススメは「春秋旅遊」のバスです。
2020年の取材時には写真のような赤と黄色の2階建てバスが運行されていました。
が、ここで速報。2023年9月からは電気自動車に一新されるようです！
市内を周遊する観光バスのサービス自体がなくなる訳ではないので、今年これから上海に行く方もご安心ください^^ どんな電気自動車か楽しみですね。
ということで、この記事では2020年の取材時の情報をもとにお届けします！
さて、春秋バスには上海市街の有名観光スポットをつなぐ全部で4つの路線があり、一枚の切符で全て乗り放題。赤い看板が目印のバス停に行くと、切符売りの男性が立っていて、その場で切符を購入することができます。
24時間乗り降り自由の切符が、2020年当時は80元、約¥1,500でした。
2023年現在はさらにお安くなって、60元。
春秋旅遊のバスをオススメする理由は、ズバリ他社より安いから。乗り放題で、路線図とイヤホンがもらえて、のんびり景色を眺めながら目的の観光スポットへ行くには充分です。
上海には地下鉄も路線バスもタクシーもありますが、観光バスの方が断然、ラク。景色を見ながら目的地にたどり着けるので、言葉がわからなくてもほぼ問題ありません。
上海は初めてで、時間もあまりないけど、上海観光を楽しみたい！という方はぜひ市内を周遊する観光バスを利用してみてください。
2．「東方テレビタワー」も見える！これぞ上海な「路線1」で「豫園」へ
さて、そんな春秋旅遊の観光バスで私たちが利用したのは、赤色の「路線1」。
人民公園、南京東路、外灘（ワイタン）、豫園（ヨエン）、上海博物館など、上海中心部の主要な観光スポットをひと周りする路線です。
人民広場のすぐ近くのホテルを出て、私たちはまず、地図上「1」の「人民広場地下鉄入口」のバス停から出発！
あいにくの天気でしたが…しばらく2階席から、商店街や昔の西洋建築が混じり合う上海中心部の街並みを見学。
そして乗車20分後に見えてきたのが、
上海といえば、「東方テレビタワー」で有名な高層ビルの景色！
しばらくこの景色を眺められるので、ここでバッチリ写真を撮りましょう^^。この時は雨でしたけど^^;
こんな風に、観光バスで上海ならではの景色を見ながら、約35分で、目的地「豫園」に到着です。
3．「豫園」はやっぱりオススメ。小籠包、かわいい雑貨、中国茶を楽しもう
上海の旅行ガイドブックに必ず載ってる「豫園（ヨエン）」。とは、16世紀に作られた古典庭園と、ショッピング街が一体になった、上海でも超有名&定番の観光スポット。
バスを降りて城門のような入口をくぐると、中には映画の世界みたいなレトロな建物がギッシリ。
いかにも中国みやげ、な雑貨のお店から、老舗レストラン、中国茶の店、おしゃれな雑貨店などなど、数時間楽しめちゃう場所です。
そんな豫園で特にオススメの、3つのお店をご紹介します！
これを食べずに帰れない、小籠包の超有名店「南翔饅頭店」
まずは何をさておき、ザ・上海小籠包の老舗、「南翔饅頭店」です。
東京渋谷にもある有名店ですが、一号店は豫園のこのお店なんですよ。
3階席まであって広いので、混んでてもほ入れるし、一人のお客さんから大人数の家族連れまで、いろんな人がそれぞれに小籠包を楽しんでいて、そんな店内の雰囲気もステキ。
それにやっぱり、小籠包はおいしい〜〜〜〜！
こんなビックリメニューもありました。肉汁をストローで飲むという…
日本の支店にはあるのかな？豫園でぜひ食べて（飲んで）みてください^^
おしゃれで伝統的なデザインの雑貨は「銀杏樹下的守芸人」へ
豫園には本当にたくさんの土産物がありますが、ちょっとほかにはない、おしゃれでかわいいおみやげを探すのには、こちらの「銀杏樹下的守芸人」がオススメです。
お店の名前は日本語で「銀杏の木の下で芸術をつむぐ人」というような意味みたいです。
ハイセンスな作家物や、茶器、伝統工芸をおしゃれにアレンジした生活雑貨などを買うことができます。
こんなペーパーアイテムはおみやげにぴったり！かわいいので大量に買いました^^
中国茶のスタンドカフェもあって、その場でお茶を淹れてもらいテイクアウトできます。
店内の別の一角では伝統工芸の実演販売もしていて、
小さなガラスビンの中に筆を入れて絵を描くという職人さんとのことで、
好きなガラス玉を選ぶと、ガラスの中に自分の名前を書いてもらえます！これは自分用のおみやげや、特に仲良しの友人などにいかがでしょうか？とってもかわいいですよね！
レトロな「湖心亭」でとびきりステキなティータイムを
もうひとつ豫園で外せないお店が、「湖心亭」です。
豫園の中心にある中国茶専門店で、1階でお買い物、2階で喫茶ができます。
2階はこんな雰囲気！ものすごくステキですよね。
お茶の種類もものすごくたくさんあって…多少の知識がないと選びづらいのが事実ではあるのですが…この日は日本ではあまり飲めない高級茶と、見栄え重視な花茶を注文。
はー、こんなステキな茶館、静岡にもあったらいいなぁ〜。
お茶菓子はもれなくついてきます。豫園でできるだけ時間を取って、ぜひ湖心亭でのティータイムを楽しんでくださいね！
4．上海ガニを食べに！ちょっと歩いてグルメ街「雲南南路」へ
こんな風に豫園を楽しんだら、再び春秋旅遊の観光バスに乗って、「路線1」の「15 上海博物館」で降ります。
そこから少し歩いて、地元で人気のグルメ街「雲南南路」に行ってみましょう。夕食に上海ガニを食べに！
2020年の取材時、私たちが行ってみたお店はこちらの「舟山漁港」。中国在住スタッフの現地調べにより、地元の人気店！ということで行ってみました。
お店の前に生け簀があって、ここで上海ガニを注文♪
ほかにも食べたい魚を指差せば、料理してくれます。
ジャジャーン！
とってもおいしかったです！
なんだか不思議な雰囲気のお店でしたが…
地元のお客さんが多いようで、そんな雰囲気も楽しかったです。
が、実はこの舟山漁港、コロナ禍を経て、2023年現在閉店してしまったようで…残念（泣）！
でも、観光バスでアクセスしやすく、食べたいものを食べられるので、雲南南路はオススメです。いろんな飲食店が軒を連ねていて、食べ歩きもできるし、
地元の人がお惣菜や点心を買いに来ている様子が見られるのも、なんだか楽しいですよね。
そんな雲南南路から、朝、バスに乗った人民広場へはぶらぶら歩いて約10分！というわけで、これで上海市街をひと周りできちゃいました。
5．夜景を楽しみながら、外灘まで歩いてみよう
取材時、夕食を済ませて雲南南路を出たのは20時15分。人民広場近くのホテルまで歩いて戻って、まだ21時前です。
ということで、ホテルに荷物を置いて、外灘（ワイタン）の夜景を見に散歩に出掛けましょう。
人民広場から外灘へはタクシーでもいいですが、歩行者天国の南京東路をぶらぶらと、外灘まで歩いて行けます。繁華街で夜でも人出があるので、特に心配はありません。
ゆっくり歩いて約30分で、夜景の外灘に到着！
で、振り返ると、午前中にバスから見たビル群の夜景が。
小雨で残念だな〜 と思っていたら、地元出身のスタッフに聞くと、霧で煙っている方が上海らしい景色だとのこと。これはこれでステキですね。
こんな風に、最後に上海ならではの夜景をたっぷり楽しんで、モデルコース、終了です。
いかがでしょうか？ぜひ上海旅行の参考にしてくださいね。
6．上海観光に便利なホテルの選び方
最後に、宿泊先についてちょっとだけご案内します。
この取材時に私たちが泊まったのは、人民広場のすぐ近くにある「ラディソンホテル・上海 ニューワールド」。
外国人旅行者に人気の老舗ホテルです。
ちょっとお高いのですが、観光客へのサービスがしっかりしているので、翌日の空港へのタクシーの手配など、とってもスムーズでストレスなしでした。
ちなみにこのホテルは最上階のバーが名物とのこと。地上200mから上海の夜景が見渡せます。たまにはこんな時間もいいですよね^^
ただしひとつだけ要注意なのが…バーは深夜まで営業しているんですが、肝心の夜景には消灯時間がある、ということ。なのであまり遅い時間に行くと、テレビ塔などの夜景を見ることはできませんので、悪しからずです。
人民広場周辺には、ラディソン以外にもホテルはもちろんたくさんあります。（参考までにgoogle mapをご覧ください）
今回のモデルコースを実践するなら、春秋旅遊のバス停に近く、雲南南路と外灘が徒歩圏内の、人民広場周辺がオススメ。世界中から観光客が来る上海なので、宿泊予約サイトを利用すれば予約も簡単、ぜひホテル選びも楽しんでください！
こんな感じで、「上海ディズニーランドの翌日にオススメ！初心者さん向け上海観光1dayモデルコース」はいかがでしたでしょうか？
これなら午前中はホテルを遅めに出て、バスに揺られて観光できちゃうので、前日の夜遅くまで上海ディズニーランドで遊んでも大丈夫^^
この内容なら、静岡から、上海ディズニーランドと上海市街観光を最短3泊4日で満喫できます。実際に取材してみてそう思ったので、本当にオススメですよ。
中国東方航空の静岡ー上海便について、最新のフライトスケジュールなどをぜひ公式サイトでチェックしてみてください。
それでは、一日も早くビザなしで上海観光ができる日が来ることを願って…再見！^^
