歴史ある街に豊かな自然、おいしいグルメが楽しめる、見どころいっぱいの鹿児島県。今回は鹿児島空港観光・総合案内所のスタッフさんから、イチオシの観光スポットについて教えて頂きました。
鹿児島空港観光・総合案内所に勤務して2年の西之園と増留です。生まれも育ちもここ鹿児島の私たちは、鹿児島の自然が織りなす風景や豊かな食材で作られた、おいしい郷土料理が大好きです。よく空港の展望デッキから霧島の山々を眺めたり、館内のレストランで鶏飯(けいはん)やしろくまを食べたりしています。
ゆくさおじゃったもんせ(ようこそおいでくださいました)!食べて・飲んで・遊んで・休んで、鹿児島の大地の恵みを全身でご堪能ください。
その1 鹿児島の象徴的存在「桜島」
鹿児島のシンボル、桜島。見る季節、時間帯、場所によってさまざまな表情を見せてくれる雄大な活火山です。島内では手軽に観光できる「サクラジマアイランドビュー(循環バス)」が運行しています。県民にとって噴火は日常茶飯事ですが、観光客の方々には驚かれることも。火山灰にはご注意を!
桜島は約26,000年前に誕生した複合火山で、霧島錦江湾国立公園に指定されています。最も高い場所にある湯之平展望所からは、桜島と鹿児島市内を一望することができます。
「桜島ビジターセンター」は、桜島フェリー乗り場から歩いて10分ほどの場所にある「火山のミニ博物館」。桜島の歴史や植物の遷移を学べる施設です。火山と海が楽しめる「桜島・錦江湾ジオパーク」の拠点施設にもなっています。
赤水展望広場には、75,000人もの観客が集まった長渕剛さんのオールナイトコンサートの記念碑「叫びの肖像」があります。桜島溶岩を刻んで積み上げたこのモニュメントは、記念撮影スポットとして人気です。
また、桜島溶岩なぎさ公園には天然温泉の足湯があるので、桜島を眺めながら旅の疲れを癒すことができます。
桜島フェリーに乗ったら、素朴な味わいが人気の名物「やぶ金のうどん」を食べるべし!鹿児島県民が愛するお店として、多くのメディアで取り上げられています。
フェリーを降りたら、桜島港フェリーターミナルにある「MINATO CAFE」へ。焼き芋を丸ごと1個使い、その上にアイスクリームがドーンっと乗った、「おいもとアイス」など、おいしくてSNS映えするカフェメニューが揃っています。
道の駅「桜島」火の島めぐみ館では、特産品の桜島小みかんを使ったソフトクリームがおすすめ。爽やかな甘みがある、ここでしか食べられないソフトクリームをどうぞ。
桜島
■鹿児島空港から鹿児島港桜島フェリーターミナルまで、車で約1時間。桜島まではフェリーで約15分、24時間運行
場所 | 鹿児島市桜島 |
TEL | 099-293-4333(桜島観光案内所) |
Web | https://www.kagoshima-kankou.com/guide/10578 |
桜島フェリー
場所 | 鹿児島市本港新町4-1(鹿児島港桜島フェリーターミナル) |
TEL | 099-223-7271 |
Web | https://www.city.kagoshima.lg.jp/sakurajima-ferry/ |
その2 鹿児島市の繁華街「天文館」
鹿児島県最大の繁華街、天文館。鹿児島空港から直行便のバスも出ています。天文館周辺にも様々な観光地があり、一日中楽しむことができますよ。
天文館の名前の由来は、江戸時代に島津重豪公が天文観測や暦の作成などを行う施設「明時館(別名天文館)」を建てたことによります。グルメ・ショッピング・歴史・観光のすべてを満喫できる場所です。
天文館は、鹿児島のグルメが集まっているスポット。白熊やラーメン、とんかつなど鹿児島の人々が昔から愛したグルメや、さつま揚げやとんこつなどの郷土料理を鹿児島焼酎と楽しんでくださいね。
天文館の中心地から徒歩約10分、屋根付きのアーケードを少し過ぎた場所にある「照國神社」は、名君・島津斉彬公を祀る鹿児島市最大の神社。伝統行事「六月灯」では多くの人で賑わいます。
七五三や神前式、初詣など人生の節目に訪れる場所として、地元の人々から長く大切にされている場所です。
天文館
■鹿児島空港から車で約50分、鹿児島中央駅から車で約10分
場所 | 鹿児島市東千石町 |
TEL | 099-216-1327(鹿児島市観光振興課) |
Web | https://www.kagoshima-kankou.com/guide/10527 |
その3 南九州最大の神宮、国宝「霧島神宮」
荘厳な雰囲気が漂う人気の観光地。空港から車で40分ほどで道中には温泉郷などもあります。建国神話の主人公である瓊瓊杵尊(ニニギノミコト)を主とした「七柱の神様」を祀った霧島神宮は、創建が6世紀と古い歴史を誇る神社です。また、強い力をもつパワースポットとして年間約120~130万人の参拝者が訪れています。
令和4年に本殿、幣殿、拝殿が国宝に指定された霧島神宮。現在の社殿は1715年に復建され、2015年には300年を迎えました。
境内にそびえる高さ約38mのご神木は、樹齢800年ともいわれています。神主が手を合わせているように見える枝があるので、霧島神宮に来た際はぜひ、上を見上げて見つけてくださいね。
春には桜、秋には紅葉を見ることができる神宮。参拝する季節によって、違う雰囲気を味わうことができます。
その4 大河ドラマにも登場した「雄川の滝」
ダイナミックな岩肌と透き通った滝つぼが作り出す、圧倒的自然美。日常を忘れさせてくれる空間でマイナスイオンをたくさん浴びてリラックスしませんか。
南大隅町を流れる雄川上流にある落差46m、幅60mの滝で、幾何学模様の岩肌と澄んだエメラルドグリーンの滝つぼが作り出す、神秘的な空間です。大河ドラマ「西郷どん」のオープニング映像に登場し、有名な観光地となりました。
展望所は、滝壺を上から眺められる「上流展望所」と滝壺を眼前に眺められる遊歩道沿いの「雄川の滝展望所」の二ヶ所があります。
滝つぼにつながる遊歩道があり、到着までに5つのスポットを楽しむことができます。
※ショートコース(約45分)、ロングコース(約60分)の2種類
アップダウンがあるため、動きやすい服装がおすすめです。カフェや橋、渓谷、休憩スポット「清流のほとり」で景色を楽しみながら滝つぼを目指しましょう!
雄川の滝の近くには、全国でも珍しい二つの鳥居が並ぶ「諏訪神社」の並立鳥居があります。対になっている鳥居が縁結びにご利益があると言われ、最近人気が高まっている神社です。
雄川の滝
■鹿児島空港から車で約2時間
場所 | 肝属郡南大隅町根占川北 |
TEL | 0994-24-3115(南大隅町観光課) |
Web | https://satamisaki.com/p_category/ogawanotaki |
その5 鹿児島の島々で、大自然やグルメを楽しむ
鹿児島県は全国でも有数の離島を抱える県です。南北600キロに広がる計605(有人島28島)の島々には、手つかずの大自然や特色のある伝統文化・郷土料理など、それぞれの土地ならではの魅力があります!個性あふれる島々からお気に入りのスポットを見つけて、癒しの「しま旅」に出かけてみませんか?
代表的な島々は、種子島、屋久島、奄美大島、喜界島、徳之島、沖永良部島、与論島の7島。この7島には鹿児島空港からも就航しています。
より本土に近く訪れやすい、甑島(こしきしま)や獅子島、新島などの穴場の島もあります。
スキューバダイビングやシュノーケリングなどのマリンスポーツや、クルーズ体験などもできます。夜には満天の星を見上げて星空観察をしましょう。
新鮮な海産物やさつまいも、黒糖、焼酎など、南国の離島ならではのご当地食材・料理を堪能することができます。中でも甑島周辺は、日本有数のキビナゴの産地。鹿児島名物としても知られるキビナゴの刺身を、ぜひ味わってみてください。
紹介した観光地はマップでご覧いただけます
様々な表情を見せてくれる魅力的な鹿児島県。気になるスポットを見つけましたら、富士山静岡空港から出掛けてみませんか。
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