韓国ソウル出身「ジュン」のディスカバー韓国vol.9  冬の韓国旅行の楽しみ方編

アニョハセヨ。ふじそらトラベル特派員のジュンです。

皆さんは、冬に韓国に行ったことがありますか?冬のソウルは静岡と比べるとかなり寒いです。しかし!冬だからこそ楽しめるアクティビティやスポットなどもありますので、今回は冬の韓国旅行の楽しみ方をご紹介します。

もくじ

冬のソウルの気候・服装アドバイス

冬のソウルの平均気温はマイナス1度で、最低気温はマイナス6〜7度なので、静岡の平均気温7〜8度に比べると低いです。12月〜2月は厳しい寒さになりますが、3月頃から徐々に暖かくなっていきます。

静岡では寒い日でも厚手のコートで過ごせますが、韓国では雪が降ることもあるくらい寒いので、厚手のダウンジャケットは必要です。街中では8割以上の人がダウンを着ています。出来るだけ荷物を少なく済ませたい方は、首元を温かくするだけでだいぶ違うので工夫してみて下さい。また、マスクも意外と温かいので、普段使っているものよりも厚手のマスクをつけると寒さ対策になりますよ。

ただし、建物の中はオンドル(韓国の床暖房)でどこでも暖かいので、上着は厚めに、インナーは薄着で十分です。

冬ならではのアクティビティ

定番の「アイススケート」3選

ソウルにはアイススケートリンクが数ヶ所あり、基本的には12月頃から2月下旬まで楽しむことが出来ます。ここで、私がおすすめするアイススケートリンクを3箇所ご紹介します。

1.誰もが気軽に楽しめる「ソウル広場」

提供:Ministry of Culture, Sports and Tourism (Korea)

ソウル特別市庁前にあるソウル広場。コンサートや展示会、キャンピング、ワールドカップ及びオリンピックの応援など様々なイベントで使用されますが、冬になると広場にアイススケートリンクを設置するので、毎年たくさんの観光客やソウル市民達がアイススケートを気軽に楽しんでいます。

水と寒い気温で出来た天然のアイススケートリンク。ソウル広場は明洞(ミョンドン)と光化門(クァンファムン)の間に位置していますので、観光のついでに立ち寄ってみては?

ソウル広場

場所韓国語表記:
서울 중구 을지로 12

英語表記:
12, Eulji-ro, Jung-gu, Seoul, Republic of Korea
地下鉄市庁駅 6番出口から歩いて186m
営業
時間
日曜日〜木曜日 10:00~21:30
金曜日、土曜日、祝日 10:00~23:00
2月21日まで

2. カップルにおすすめ「グランドハイアットホテル ソウル」

提供:Seoul Tourism Organization

ロマンチックでカップルに人気の「グランドハイアット ソウル」のアイススケートリンク。周りにある木々が数千個のミニライトでライトアップされ、温かい光でアイススケートリンクを包み込みます。滑りながら夜景やBGMも楽しめるので、雰囲気抜群。カップルに限らず、家族連れにもおすすめですよ。

グランドハイアットホテル アイススケートリンク

場所韓国語表記:
서울시 용산구 소월로 322

英語表記:
322, Sowol-ro, Yongsan-gu, Seoul, Republic of Korea
TEL+82-2-797-1234
営業
時間
12:00~21:00
2月26日まで

3.1年中楽しめて初心者も安心「ロッテワールドアイススケートリンク」

提供:Seoul Tourism Organization

「ロッテワールドアイススケートリンク」は冬に限らず年中アイススケートを楽しめる場所。リンクの中央は初心者向けに有料の講習を受けられるようになっており(予約不要)、外周は上級者向けと区別されているので、初心者も安心です。

リンクの外側には、韓国料理・和食・中華が食べられるフードコートをはじめ、ファミリーレストランやファーストフード店も並んでいるので、小腹が空いたらひと休みして、また思い切り遊んで下さい。

롯데월드 아이스링크(ロッテワールドアイスリンク)

場所韓国語表記:
서울 송파구 올림픽로 240

英語表記:
240, Olympic-ro, Songpa-gu, Seoul, Republic of Korea
TEL+82-2-1661-2000
営業
時間
日曜日〜木曜日 11:00~20:50
金曜日、土曜日、祝日 11:00~21:20

家族で一緒に楽しむ「そり」

提供:Seoul Tourism Organization

アイススケートよりもハードルが低い、冬ならではのアクティビティと言えば「そり」。そり場も各地にありますが、移動時間が長いのはもったいないので、観光に来たついでに立ち寄れて、施設が充実しているスポットをご紹介します。

トゥクソム漢江公園 そり場

提供:Seoul Tourism Organization

おしゃれではありませんが、街中にあって冬を満喫できる場所。漢江(ハンガン)公園に位置しているため、自然の中で遊ぶことができ、景色も良いです。初心者でも、子供でも安心して楽しめますよ。

そり場の周辺では屋台グルメ、ワカサギ釣り、子ども向けの小さな遊園地もありますので、ご家族で楽しい時間をお過ごし下さい。

서울 뚝섬 한강공원 눈썰매장(トゥクソム漢江公園 そり場)

アクセス地下鉄7号線 トゥクソム遊園地駅2、3番出口からすぐ
TEL+82-2-452-5955
営業
時間
2022年12月18日〜2月15日9:00~17:00(12:00~13:00 休憩)

クリスマスのデコレーション

私の日本人の妻の家族が驚いていましたが、韓国では毎年クリスマスが終わっても、年明けくらいまでクリスマスのデコレーションを飾り続けて、華やかな雰囲気を楽しみます。街中のあらゆる所でクリスマスツリーや、クリスマス仕様に飾られたビルなどを見かけると思いますが、決して片付けるのを怠っているのではなく、出来るだけ長くその素敵な雰囲気を楽しもうとしているだけです。

明洞の新世界百貨店では、冬のプロジェクトマッピングで街中の人達を魅了しています。毎年11月末頃から1月末頃まで夕方以降に1時間毎に15分程行われていて、見応えがあるので、明洞エリアに観光に行く際にはぜひ見てみて下さい。

冬のおすすめグルメ

近年、日本でも韓国料理を食べられるお店が増えてきたので、韓国料理を楽しみに旅行される方も多いのではないでしょうか?しかし、日本では冬におでんや鍋料理を食べることが多いですが、韓国では年中通しておでんや鍋を食べますし、特に「これが冬のグルメ!」という冬の代表的なグルメはありません。そこで、ここでは私がよく冬に食べたくなる料理をご紹介します。

「プデチゲ」

韓国の戦争が終わった頃はあまり食べ物がなく、米軍から流れてきたスパムやソーセージをキムチチゲに入れて食べたことが始まりで、「部隊(プデ)・鍋(チゲ)」と名付けられました。今ではチーズや餅など、自分が好きな具を追加して食べられています。またラーメンやうどんにもよく合い、子どもから大人まで幅広い年代に人気です。

ホットク

私がイメージする冬の屋台スナックと言えば「ホットク」。シナモン入りの黒砂糖をパン生地で包んで焼いたり揚げたりしたものです。私は断然揚げたホットク派ですので、皆さんも屋台を見かけたらぜひ揚げたて熱々のホットクを食べてみて下さい。値段も100円〜300円位とお手軽ですし、私が子供の頃から食べ慣れている冬にぴったりの懐かしいおやつです。今では、雑穀やナッツ、チーズが入ったものも販売されていますよ。

以上、私がおすすめする冬の韓国旅行の楽しみ方でした。今回はエリアをソウルに絞ってご紹介しましたが、ソウルから少し離れれば、凍った川の上で行われる「ヤマメ釣り」祭り(毎年1月開催)や、地域毎にその土地を上手く活用したイルミネーションもあり、他の地域にもおすすめしたいところがたくさんあります。

寒いとこたつが心地よく、家にこもりたくなるかもしれませんが、冬ならではの旅行も思い出に残る素敵な旅になると思うので、ぜひ冬の韓国も訪れてみて下さい。

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この記事を書いた人

アメリカで出会った日本人の妻と息子と3人で、静岡の大自然の中で生活しています。出身地のソウルも好きですが、私は日本食と温泉とこの澄んだ空気がとても好きです。日本に移住してもう8年。気づけばアラフォーですがまだまだオッパ(お兄さん)でいたいです。よろしくお願いします。

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