アニョハセヨ。ふじそらトラベル特派員のジュンです。
今回は今までご紹介してきた観光スポットを、限られた時間の中で効率よく回れるように、時間と移動を考慮した初心者でも安心!王道モデルコースをお届けします。ご紹介するスポットを欲張って全部行くのも、好きなスポットでゆったりと過ごすのも自由です!自分にぴったりなコースにアレンジして韓国旅行を楽しんで下さいね。
1日目
仁川国際空港到着後、リムジンバスにて明洞へ
仁川国際空港に到着するのは夜の為、空港到着後はリムジンバス(6015)で滞在先の明洞にあるホテルへ直行します。明洞はソウル市内で最も有名な繁華街で、ブティックや韓国コスメの店、屋台や露店などが数多く立ち並ぶ、ソウル旅行には外せない観光地。日本人観光客にも人気の高いスポットであることから、日本語で表記されたメニューや看板がある為、韓国語がわからない方も安心して滞在できるエリアです。
イビスアンバサダー明洞に宿泊
イビスアンバサダー明洞は、空港リムジンバスがホテルの目の前に到着するからアクセスの心配がいりません。さらに好立地にも関わらず価格がリーズナブルで、今回のモデルコースで回るスポットの真ん中に位置しています。
ホテルの西側には、大型デパート、免税店や明洞駅の地下ショッピングセンターがあり、東側には明洞のメイン通りがあるのですが、それぞれ3分程で行けるので便利ですよ。
夜の街に出て韓国料理を堪能
ホテルにチェックイン後、ホテル周辺にて夕食。コロナの影響を受け、昔と比べて早めに閉店する店も増えましたが、明洞のメイン通りに行けば、焼肉、タッカルビ、ポッサム等のお店は夜遅くまで営業をしているので、夜の街を散策しながら気になったお店で韓国料理を楽しんで下さい。
2日目
ホテル周辺で朝食
朝食をしっかりと取りたい方は、ソルロンタンを召し上がるのはいかがでしょうか。ソルロンタンは日本ではあまり馴染みがありませんが、韓国では人気のある料理のひとつで、牛の肉・骨を長時間煮込んで作る、乳白色のシンプルなスープです。牛の肉・骨からとった出汁とキムチの相性が最高なんですよ。
店選びに困ったら、ホテルから歩いて3分で行ける「イナムジャン 明洞店」がお勧め。
平日は8:30〜22:00(21:30L.O.)、土日は8:30〜21:00(20:30 L.O.)と朝から夜まで営業しています。牛の肉・骨を48時間かけて煮込んでいるので、牛の出汁が味わい深いです。創業50年の人気店なので是非食べてみて下さい。
実は、私の朝食はいつも軽め。私のように簡単に朝食を済ませたい方は、露店で買えるトーストも手軽に食べられて美味しいので、チャレンジしてみるのはいかがですか?
味は屋台によって違いますが、ハムとチーズ、卵そしてプルコギなど種類もたくさんあり、金額も100〜500円まで幅広いので、その時の気分に合わせて食べられるのも個人的には好きです。
歴史を感じる鍾路(チョンノ)エリア
朝食の後は、明洞駅からバスで約20分程で行ける鍾路(チョンノ)エリアで韓国の歴史を感じましょう。朝が得意な方は澄んだ空気の中、このエリアを静かに散策するのも趣があって良いと思います。
朝鮮王朝の宮殿、景福宮(キョンボックン)と昌徳宮(チャンドックン)は同じエリアに位置している為、どちらか気になる宮殿を選んで行ってみては?また、韓服(ハンボク)をレンタルして身分証をチケット売り場に提示すると、無料入場券を受け取れるので、この機会に韓服を着てタイムスリップをした感覚で観光してみるのも面白いですよ。
ソウル最初の王宮 景福宮(キョンボックン)
景福宮は、壮大で上品な王室文化を感じることが出来る、600年以上前から残るソウル最初の王宮。せっかく足を運ぶなら、王宮を守る守門軍の訓練や儀式を見てみませんか?なかなか見応えがありますよ。
「王宮守門将公開訓練」は、9:35と13:35の15分間、王宮守門軍の戦闘訓練を再現して槍、剣術や王の警護隊形を披露するものです。「王宮守門将交代儀式」は10:00と14:00の20分間、門の開閉や警備、巡回業務などを遂行した守門軍の儀式を再現します。様々な伝統楽器の演奏も聞けるので、興味がある方はその時間に正門へ行ってみて下さいね。
奥まで進んでいくと、そこには昨年まで韓国大統領府が置かれていた青瓦台(チョンワデ)があります。今年大統領が変わり、韓国大統領府が別の場所に移されたので、今では青瓦台を訪れることが出来るようになりました。少し距離がありますが、行ってみるのも良いかもしれませんね。
世界文化遺産 昌徳宮(チャンドックン)
ソウルの5大王宮の中でもっとも保存状態に優れた宮殿で、世界文化遺産に登録されている昌徳宮。周囲の自然と調和した建物や、庭園の配置が絶妙なのも魅力の一つです。人気ドラマ「宮廷女官チャングムの誓い」等の撮影で使われた美しい庭園を楽しめます。
現代と歴史が共存する 仁寺洞(インサドン)
韓国の歴史に触れた後は、歩いて20分程(タクシーで5分程)の仁寺洞へ。現代的な建物と韓国伝統の家屋が共存している、他にはない独特の景観の中の散策はなかなか良いですよ。
アンティークショップ、現代アートギャラリー、お土産屋、伝統茶屋などが並んでいる為、旅行の記念品を探したり、お土産を買ったりするのにもぴったりなエリア。中でもサムジギルは、韓国人の若者から中高年の方まで集まる名所です。
4階建てのショッピングモールで、伝統工芸品や若手デザイナーのオリジナリティ溢れる雑貨、アクセサリーなどが販売されています。メインストリートから簡単にアクセス出来るので、立ち寄ってみてはいかがでしょうか。
肉料理が食べられる「ドマ」でランチ
ランチに肉料理の気分だったら「ドマ」へ。メニューに悩んだら「カルビソッパッ(釜飯)定食」を食べてみて。肉がメインの釜飯で、ナツメ、銀杏、椎茸、えのきなど、具沢山でおいしいですよ。この店では必ずテンジャンチゲ(味噌チゲ)が一緒に出てきますが、そのテンジャンチゲがあまりにも美味しいので、それを食べに店に足を運ぶ人もいます。仁寺洞には有名な食堂が多いですが、その中でも口コミがいつもトップクラスですので、行く価値ありのお店です。
街並みが美しい北村韓屋村(ブッチョンハノクマウル)を散策
昼食後に歩いて20分程(タクシーで5分)で向かうのは北村韓屋村。朝鮮王朝時代に高級官僚の貴族が住んでいた地域で、今もなお少数ながら彼らの子孫も暮らしているこの地域には、韓屋(ハノク)と呼ばれる伝統的家屋が立ち並んでおり、落ち着いた雰囲気がとても良いです。
現在はおしゃれなカフェやショップなどもあり、写真撮影や散策にぴったり。ドラマや映画の撮影をしていることもあるので撮影現場に遭遇できるチャンスがあると良いですね。
三清洞(サムチョンドン)のカフェでひと息
北村韓屋村に行ったら、散策しながら15分程で行ける三清洞まで足を伸ばしましょう。三清洞は韓屋のデザインをした建物が多いので、北村韓屋村のような韓国ならではの雰囲気はそのままですが、より多くのおしゃれなカフェやレストランが立ち並んでいます。
伝統茶屋もあれば、韓屋をリモデリングした現代風の店もあるので、好みのカフェを見つけてホッとひと休み。夜になっても観光はまだ続くので、ここでコーヒーやスイーツはいかがでしょうか。
東大門(トンデムン)でナイトショッピング
ひと息ついて元気になったら、タクシーで15分程で行けるファッションタウン東大門(トンデムン)でお手頃ショッピングを楽しみましょう。
国内外からバイヤーが集まり、夜遅くまで買い物をすることができる東大門。限られた時間の中で観光をする旅行者にぴったりのスポットです。お手頃な商品を取り扱うお店から、高級ブランドのお店まで幅広いお店があるので、どの世代にもお勧めですよ。
ショッピングに疲れた時は、カフェで休んだり、夕食を食べたりしながら心ゆくまでショッピングを楽しんで下さい。屋台で売っているトッポッキやホットクなど、いろいろな食べ物に挑戦するのも良いと思います。
3日目
歴史ある広蔵市場(カンジャンシジャン)で朝食
朝、ホテルチェックアウト時にホテルに荷物を預け、タクシーで約10分の広蔵市場へ。100年以上の歴史を誇る伝統市場のひとつで、地元韓国人も多く集まります。
コロナの影響もあり、ネット注文や配達が普及したことで、広蔵市場の衣類や日用品の店はほとんど閉まってしまいましたが、食堂や屋台などの飲食店は以前のように活気を取り戻しています。
広蔵市場で何を食べるか迷ったらキンパかチヂミがお勧め。帰国前にぜひ韓国の味を堪能して下さいね。
リムジンバスで空港へ
昼前に広蔵市場からホテルに戻り、荷物を受け取ったらリムジンバス(6015)で空港へ。
富士山静岡空港へのフライトは午後なので、余裕を持って空港に向かうようにしましょう。
空港のお勧めグルメやお土産はこちらのブログで紹介しています▼
以上、初心者でも安心の韓国王道2泊3日モデルコースでした。以前のブログでもご紹介しましたが、富士山静岡空港は、コンパクトなので空港内の移動が少なく、搭乗手続きもスムーズです。ソウル便の運行が再開されましたらこのモデルコースを参考に、ぜひ静岡からソウルへ行ってみて下さいね。
次回はK-POPや韓流スターが好きな方に向けた、お勧めスポット等をご紹介します。お楽しみに!